ホップの栽培面積日本一の岩手県遠野市は今 “ビールの里” として注目を集めています。
そんな遠野で生まれた、新しいおつまみ野菜 “遠野パドロン”。
2019年夏にオランダ式の大規模ハウス栽培が可能になり、日本全国への出荷が可能になると、ビール好きを中心に少しずつ話題に登るようになりました。
パドロンはもともとスペイン原産の野菜で、スペインタパスの定番食材でもあります。
例えるなら、日本の枝豆のように身近な存在です。
ピーマンとシシトウの間のような見た目ですが、素揚げにして食べると、そのほろ旨な味わいは格別で個性的。
ホップが香る注ぎたてのビールと一緒に食べるパドロンは、新しい ”おつまみ野菜” の名にぴったりの味わいです。
では、そんなスペインのおつまみ野菜パドロンがどうして遠野で栽培されることになったのでしょうか。
パドロンが遠野で栽培されたきっかけをお伝えするために、少し時を遡ります。
脱サラして東京の会社を辞め、妻の実家である遠野で農業をはじめた社長の吉田ですが、
野菜の栽培にも慣れてきたころ、ある課題に直面します。
当時は特段珍しい野菜を作っていたわけでもなく、他の野菜と一緒にトラックで運ばれれば、自分が栽培した野菜がどこにいったのかわかりません。
東京の友人に「吉田の野菜はどこで買えるんだ?」と聞かれても、はっきりと答えられる場所がなかったのです。
そこで吉田は考えます。
“これは俺が作ったんだ” と自信を持って伝えられる野菜が作りたい!
農業の支援プログラムにも参加し、様々な模索をした中で、日本では無名なある野菜の存在を知りました。
それが、スペインのおつまみ野菜 “パドロン” だったのです(吉田のスペイン・パドロン農家視察ストーリーはこちら)。
この出会いがきっかけで遠野でのパドロンは露地での栽培だけでなく、オランダ式の大規模ハウスを導入した “遠野パドロン” の本格的な栽培へと繋がっていったのです。
日本ではまだまだ無名な新しい野菜。
唐辛子の一種であり、天候にも敏感で日本での栽培方法の確立されていない野菜ですが、きっとこの “遠野パドロン” がビールの里を代表する新しいおつまみ野菜になることを信じて、新しい挑戦がはじまりました!
遠野パドロン物語では、今後も遠野パドロンやBEER EXPERIENCE社に関するストーリーやお知らせを配信していきますので、ぜひチェックしてください!
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